Sunday 29 April 2012

いよいよ本日午後2時です!


「詩は何を語るのか? What Does Poetry Say?  シンポジウムと朗読」


 <現代>を流れてゆくすべての言葉の中で、<詩>の言葉はどんな役割を担っているのでしょうか? 何を語り、何を果たそうとしているのでしょうか? 第1部ではこの問いを、日頃から大学での文学研究や言語教育に携わりながら作品を書いている4人の詩人が考え、議論します。第2部では実際の創作において詩人たちがどのような言葉をさしだしているのかを、肉声を通じて経験していただきます。

 ぜひお誘い合わせの上、お気軽にご来場ください。

日時 2012年4月29日(日) 14:00〜17:00 (13:40開場)
場所 明治大学アカデミーコモン2階会議室 (JRお茶の水駅より徒歩3分)
主催 明治大学理工学研究科・新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系 管啓次郎研究室
(入場無料・予約不要)

討議と朗読
  新井高子(詩人、埼玉大学)
  中村和恵(詩人、明治大学)
  山崎佳代子(詩人、ベオグラード大学)
  管啓次郎(詩人、明治大学)

第1部 討議「詩は何を語るのか?」14:00〜15:30
第2部 朗読(それぞれの作品から)15:40〜17:00

参加者紹介

 新井高子(あらい・たかこ) 1966年、群馬県桐生市出まれ。詩人、詩と批評のロングラン雑誌『ミて』編集人(現在、118号を準備中)。埼玉大学日本語教育センター准教授。詩集として『詩集 覇王別姫』(緑鯨社)、『タマシイ・ダンス』(未知谷、小熊秀雄賞)。英訳詩集に『Soul Dance』(ジェフリー・アングルス他訳、ミて・プレス)。アングルス共演のバイリンガル詩朗読映画『ヴォイス・シャドウズ』(監督・鈴木余位)に主演。

 中村和恵(なかむら・かずえ)1966年生まれ。詩人、エッセイスト、比較文学者、明治大学法学部・大学院教養デザイン研究科教授(文化論)。著書は『キミハドコニイルノ』(彩流社)、『降ります』『地上の飯』(平凡社)、編著に『世界中のアフリカに行こう』(岩波書店)、詩集『トカゲのラザロ』(紫陽社)。翻訳にアール・ラヴレイス『ドラゴンは踊れない』(みすず書房)。いま考えているのはジーン・リースとオーストラリア先住民のこと。

 山崎佳代子 (やまさき・かよこ) 1956年生まれ。静岡出身、ベオグラード在住。詩人、翻訳家。ベオグラード大学文学部教授 (日本語・日本文学専攻課程)、セルビア文藝協会会員。詩集に、『みをはやみ』(書肆山田)、『アトス、しずかな旅人』(書肆山田)など。翻訳書に、ダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(東京創元社)、『死者の百科事典』 (東京創元社)、『庭、灰』(河出書房世界文学全集)など。エッセイ集に『そこから青い闇がささやき』(河出書房新社)など。谷川俊太郎、白石かずこのセルビア語による翻訳詩集を編む。セルビア語と日本語で創作活動。作曲家・松下耕の合唱曲組曲のために作詞。

 管啓次郎(すが・けいじろう)1958年生まれ。詩人、比較文学者、明治大学理工学研究科・新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系教授(コンテンツ批評)。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『野生哲学 アメリカ・インディアンに学ぶ』(小池桂一との共著、講談社現代新書)、詩集『Agend'Ars』『島の水、島の火』(左右社)など。翻訳にサンチェス+ブストス『チェルノブイリ、家族の帰る場所』(朝日出版社)など。

Tuesday 24 April 2012

「<東北>と声」5月16日

5月16日(水)、以下のシンポジウムを開催します。ぜひご来場ください!

*****

「<東北>と声」シンポジウムと朗読

柴田元幸(アメリカ文学、東京大学)
野崎歓(フランス文学、東京大学)
古川日出男(小説家)

 司会=管啓次郎(比較文学、明治大学)

文学において声が果たす役割とは何か? 昨年3月11日以後の状況は、傷つけられた土地とその人々にとって文学がもたらすものの意味についても、真剣な問い直しを私たちに促してきました。とりわけ、人の声が編み上げる場や、そこで行なわれる言葉の受け渡しの意義をめぐって。詩や物語の朗読活動も、さまざまな人々によりさまざまなかたちで、各地で活発に組織されてきました。

ここでは<朗読>という表現形態に新たな革新をもたらしつづけている小説家の古川日出男さん、第一線の翻訳家として翻訳作品の朗読を数多くの機会に行なってきた柴田元幸さん、おなじく優れた翻訳家で朗読用アンソロジー『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)の共編者でもある野崎歓さんをお招きし、人の声がもつ力、魅力、なぐさめ、希望などについて、自由に語り合っていただきます。

日時 2012年5月16日(水)18:30〜20:30(開場18:00)
場所 明治大学リバティータワー3階1031教室 (JRお茶の水駅下車徒歩5分)
主催 明治大学理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系・管啓次郎研究室

予約不要・入場無料

ぜひお誘い合わせの上、お気軽にご来場ください。

問い合わせ先 明治大学理工学部 管啓次郎(044−934−7275)


出演者紹介

柴田元幸(しばた・もとゆき)
アメリカ文学者、翻訳家、東京大学教授。質量ともに圧倒的な、英語文学翻訳の第一人者。トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)、ポール・オースター『ムーン・パレス』『幻影の書』(新潮文庫)、ケリー・リンク『マジック・フォー・ビギナーズ』(ハヤカワepi文庫)など。

野崎歓(のざき・かん)
フランス文学者、翻訳家、東京大学教授。翻訳にボリス・ヴィアン『うたかたの日々』(光文社古典新訳文庫)ほか多数。主な著書に『異邦の香り』(講談社、読売文学賞)など。震災後に朗読用アンソロジー『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)を管啓次郎とともに編集。

古川日出男(ふるかわ・ひでお)
小説家。主な作品として『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)、『聖家族』(集英社)、『LOVE』(新潮文庫、三島由紀夫賞)など。昨年暮れに発表した宮澤賢治詩の朗読CDブック『春の先の春へ 震災への鎮魂歌』(左右社)はしずかな感動を呼んだ。現在、『銀河鉄道の夜』の朗読劇化にとりくんでいる。

管啓次郎(すが・けいじろう)
詩人、比較文学者、明治大学教授。翻訳にフランシスコ・サンチェス文、ナターシャ・ブストス画『チェルノブイリ 家族の帰る場所』(朝日出版社)など。主な著書に『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)など。

Sunday 22 April 2012

読売書評 #6

4月22日掲載。ジャン・ジオノ『丘』(山本省訳、岩波文庫)。

波戸岡景太『動物とは「誰」か?』

わが若き同僚、現在ドイツで在外研究中の波戸岡景太さんの新著は、<動物>をテーマにした類例のない本になりました。大澤真幸さん、古川日出男さん、そしてぼくとの対談。

話のつねで、つねに思いがけないほうにさまよい、どうしても足りない部分がいろいろありますが、<詩>について、<動物>についてのぼくの考えを、かなり率直に語っています。

奇書? たぶん。でもきっと多くの刺激を与えられます。ぜひごらんください。

「嗜み」14号

雑誌「嗜み」14号のクロスカルチュラル・レビュー、ぼくはZazのライヴアルバム『聞かせてよ、愛の歌を』を書きました。大城譲司さんと。

いつ聴いても元気が出るのが彼女のハスキー声。お勧めします!

Friday 20 April 2012

「コンテンツ批評」の授業

毎週木曜日の、修士1年生を主な対象とする授業が「コンテンツ批評」。毎年フォーマットを変えていますが、今年は本をめぐる議論とドキュメンタリーフィルム論を交互にやってゆくことにしました。

先週とりあげた本は以下のとおり(タイトルのみ)。『野生の誕生』『生命の聖なるバランス』『はじまりの物語』『空耳の科学』『安住しない私たちの文化』『爆心地の芸術』『陰影論』『デザインのデザイン』『縄文の地霊』。

昨日とりあげたフィルムはハイディ・ユーイングとレイチェル・グラディによる『ジーザス・キャンプ』。

今年はダニエルがドキュメンタリーフィルム制作にとりくむので、楽しみ。授業もそれを支援するかたちにできれば、と思います。

Tuesday 17 April 2012

朗読授業

1、2年生対象の少人数授業「総合文化ゼミナール」。今年はぼくは会議の都合でひとつだけ開講、テーマは「朗読」です。

で、今日は早速そのイントロ。夏目漱石『夢十夜』の第1夜と、幸田文『みそっかす』の中から「鷹」を読みました。どちらも最高! 特に幸田文の散文にはしびれます。まちがいなく日本語の最高峰のひとつ。洗練のきわみ。

声を出して読み、ゆっくり読み、いろいろ考える。学生のみんなにも相当な手応えがあったと思います。

来週から本番。『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)をじっくりとみんなで読んでゆきます。胸を振動させ、体内のすべてに反響させて、声を出す。むずかしい課題ですが、なんとか。いつかドリアン助川さんにゲストに来てもらうのが夢です!

Monday 16 April 2012

「チェルノブイリと福島」

今日から明治大学アカデミーコモンで広河隆一さんの写真展「チェルノブイリと福島」が開かれているようです。明治を会場としていながら、今日まで知らなかったのが不覚。大きな大学で(しかもぼくがいるのは別キャンパスなので)ときどきこういう事態になります。

ぜひ、お立ち寄りください。お茶の水駅から徒歩3分です!

http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/index.html

再稼働絶対反対


毎日新聞はこう書いていた。「これで国民に納得してくれというのは到底無理な相談である。再稼働に必要な条件は整っていない。それなのに、なぜ政府は、これほど関西電力大飯原発の再稼働を急ぐのか、理解に苦しむ。」まともな感覚だろう。


一方、MSNサンケイニュースはこうしめくくる。「ようやく再稼働の政治判断までこぎ着けたが、綱渡りの供給が続く「電力危機」を回避できるめどは見えないままだ。」あまりにあからさまな態度の表明。


「電力危機」を再稼働論の根拠にすることの狂気を思わないのか、それともそのことばを鉤括弧にくくったことが自社の方針に対する記者の最後の抵抗なのか。福島でいまも続く状況を見れば、再稼働も何も、列島全体の脱原発以外の選択肢はない。

Sunday 15 April 2012

大阪の夜、朝

フォトギャラリー・サイは民家をDIYで改装したとても気持ちのいい空間。いっぺんで大好きになりました。そこでの港くんとの対談、二十数名のお客さんと一匹の猫ちゃんとともに、のんびり楽しいひとときでした。おこしいただいたみなさん、そしてサイのオーナーでもある写真家の赤阪友昭さんご夫妻、ありがとうございました!

今回の『コロンブスの犬』展は、われらが高樹町のRainy Day Bookstore & Cafeの出張イベントでもあります。今回の巡業展のきっかけを作り、本をそろえて持参してくれた林下さん、ありがとうございました。またどこにでも行きましょう、九州、四国、北海道。

これでいつもRainy Dayでのイベントを手伝ってくれる高橋さんとユカちゃんがいれば、そのまんま「雨の日」だったけれど大阪は晴れ、気持ちのいい涼しさ。ぼくは半袖なのに、みんな厚いコートを着てて、へんなの。

大阪駅からひとつの福島駅周辺はいきなり下町の商店街、そしてうまい居酒屋、バールの類が林立しています。そこから一本入れば、たちまち閑静な住宅地。サイはその一角にありました。終了後のお店も最高。安くておいしいだし巻き卵や酒粕鍋。

翌朝は大阪駅前地下街の床屋で、長すぎる髪をばっさり。腕のいい若い男のヘアカッターで、終わってからぼくが「あ〜、さっぱりした」とつぶやくと「風邪ひかんといてくださいよ」のひとことで送り出してくれて、そこに強烈に大阪を感じました。

また近いうちにいこう、大阪。そして赤阪さん、アラスカ行きましょう!

Thursday 12 April 2012

港千尋との対談ふたたび

港千尋写真展「コロンブスの犬」が大阪に巡業、14日土曜日が初日です。フォトギャラリー・サイにて。この日、会場にて港くんとの対談をします。大阪およびその周辺のみなさん、ぜひいらしてください。文庫版『コロンブスの犬』、そして特製ポストカードもよろしく!

http://photo-sai.com/

Wednesday 11 April 2012

門内幸恵「エッセンスに向かって」

明治大学生田図書館内のギャラリー・ゼロで、画家・門内幸恵さんの個展「エッセンスに向かって」を開催中です。

http://www.lib-ref.jp/meiji/opennews/NewsViewAction.do?id=NS00000757

過去数年のあいだに全日空に乗ったことのある人は、たぶん機内誌で彼女の絵を目にしているはず。目に見える世界だけが世界の実相ではないことをはっきりとしめす、楽しくカラフルな、アフリカン/メキシカンな感覚にあふれた絵です。

ぜひ見にきてください! 13日(金)にはアーティスト・トークあり。きっと楽しめます。

ゼミの開始

明日12日から今年度のゼミを開始します。毎週木曜日の午後1時から。受験のための見学はいつでも歓迎しますから、直接、猿楽町校舎3階つきあたりの部屋まで来てください。

今年はコーちゃん、ダニエル、エミーニャ、パーを送り出す年。がんばってやっていきたいと思います。

そしてまったく新しい発想の芽を、どんぐりを、ひな菊を、四葉のクローバーを、みんなで探してゆきましょう!

『ことばのポトラック』が

昨年の震災後にスタートしてこの4月まで、一年ちょっとのあいだ大竹昭子さんを中心にサラヴァ東京を舞台につづいてきた小さな文学運動が「ことばのポトラック」。その全貌(ほぼ)が本のかたちをとりました。春風社刊。

http://www.amazon.co.jp/ことばのポトラック-大竹昭子/dp/486110310X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1334147920&sr=8-1

大竹さんの「あとがきにかえて」から引用します。

「そもそも、なんのためのイベントかと訊かれても、うまく答えられないのが『ことばのポトラック』でした。毎回、入場料から義援金をプールしましたが、チャリティーが目的ではなかったし、声にだして朗読したと言っても、それを被災地に届かせようというつもりはありませんでした。結果として届けばいいけれど、それを目論んだわけではなく、きわめて個人的な書くという行為をそれぞれの場でおこない、収穫物を持ち寄ったに過ぎないのです。」

そう、そのとおり。それではこの運動に何かの意味があったのか?

その答えのためには、本書収録のすべての作品の中でも大竹昭子「涙と水滴」、そして保坂和志「日々と拠点、またはコンちゃんの話」を読んでみてください。どちらも主題はsympathyです。つまり、パトスの共有。

言語作品という、それ自体からっぽで無力なものが、人と生物の社会の中で少しでも意味をもつための鍵は、それ。「ポトラック」は震災を主題化したのではなく、われわれにとって突然に不可避のものとしてやってくるsympathyとそれがもたらしうる可能性について語ろう、語ってみよう、語ることができるだろうか、そのむこうに何らかの実用性、新たな関係が見えてくるだろうか、生きられるだろうか、という試みと問いの複合としてありました。

「ポトラック」と並行して、ぼくは『ろうそくの炎がささやく言葉』の企画に関わってきました。そちらも精神の大きな部分を「ポトラック」と共有しています。

ムダといえばムダ、でも文学はもともとその程度にムダなものでした。そしてそのムダによってでなければ誰にも見えてこない、別の場所、別の心があることは確実です。

この運動をつうじて知り合い、あるいは出会い直すことのできた、すべての友人たちに感謝します。そしてとりわけ、大竹昭子さんと、サラヴァ東京のアツコ・バルーさんに。ありがとうございました!

『アメリカ・インディアン・文学地図』

余田真也さんの渾身の著書『アメリカ・インディアン・文学地図 赤と白と黒の遠近法』(彩流社)が発売されました。日本語における、この分野の基礎文献になるでしょう。

http://www.amazon.co.jp/アメリカ・インディアン・文学地図-赤と白と黒の遠近法-余田-真也/dp/4779117763/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1334147645&sr=8-1

ちなみに帯のblurbをぼくが書いています。ぼくもさらにアメリカ・インディアン文学について書くこと書けることを探ります。

711400円!

おかげさまで『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)の売上げと関連イベントから、上記の金額を「国境なき子どもたち」に寄付することができました。報告は以下のサイトから。

http://lemurmuredesbougies.tumblr.com/

金額としてはけっして大きなものではありませんが、これも活動のひとつの成果。本を読んでくださったみなさん、イベントに参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!

読売書評 #5

エリザベス・ウォーカー『ファッション・インスピレーション』(グラフィック社)。4月8日掲載。



Tuesday 3 April 2012

『銀河鉄道の夜』5月の東北ツアー

朗読劇『銀河鉄道の夜』の東北ツアー、開催概要がほぼ決まりました。


5月19日(土)14:00〜16:30 大船渡リアスホール マルチスペース
5月20日(日)18:00〜20:30 せんだいメディアテーク スタジオシアター
5月21日(月)18:00〜20:00 福島市音楽堂 小ホール


第1部 詩と作品の朗読 (出演=古川日出男、小島ケイタニーラブ、管啓次郎)
第2部 朗読劇『銀河鉄道の夜』 (出演=古川日出男、小島ケイタニーラブ、管啓次郎)


朗読特別ゲスト
 柴田元幸(大船渡、仙台、福島)
 小沼純一(仙台)


第1部は、宮澤賢治詩をはじめとするさまざまな作品の朗読。
第2部は、宮澤賢治原作に基づく古川日出男の脚本に、小島ケイタニーラブが音楽と歌で、管啓次郎が書き下ろしの詩で参加し、賢治の宇宙にまったく新しい光を当てました。


まもなく予約受付を開始いたします。予約・チケット購入など関連情報をひきつづきお知らせいたしますので、ご期待ください。


物語と歌と詩の交錯する、小さくて強いひとときを、ぜひ体験してください。

Sunday 1 April 2012

「水牛のように」2012年4月号

4月号です。

http://www.suigyu.com/sg1204.html#13

「犬狼詩集」は続きます。そろそろ『Agend'Ars 3』の編集もはじめますが、今回は多くがこの「水牛のように」から。まとめて読むとまた別の印象が生じる、と思います。

今年も9月21日に発売します。お楽しみに!

写真の誘惑、視線の行方

さあ、新年度。あけまして。しっかり元気にやりたいものです。

まず気がかりなのが、これ。5月、大阪の国立国際美術館での写真をめぐるシンポジウムです。

http://www.nmao.go.jp/event/index.html

はっきりいって、ぼくひとりがまったくのしろうと。それがまとめのセッションだなんて。ああ、ああ、ああ。茫然自失しますが、ともかくみなさんのお話を聞いているうちに出てくるだろう考え/無考えに賭けるか。楽しみでもあります!