Monday 21 March 2011

昨日の言葉 3

実はそのころ知った月輪観(がちりんかん)という密教の瞑想法があって、月の曼陀羅のような絵を目の前に置いて、その月を胸に入れてふくらませるという瞑想法なんですね。それが非常に新鮮なアイディアで、そういうことがあるっていうことに興奮したんです。
(細野晴臣)

しかし読書生活が、「夜」に追いこまれることによって、彼女は「本を読む幸福」を一段と身にしみて感じられるようになったともいえるだろう。それだけでなく、なにごとにつけ「嫌なことにも耐えられる」力を身につけたともいえる。
(草森紳一)

エベレストもラパリクも美しく、盲人達にこの映像は見えないのだけれど、彼らはまったく違う感触でもって、彼らだけの美しく恐ろしい山を登ったのだと教えてくれた映画でした。
(吉野朔実)