Tuesday 19 May 2009

政治大学との交流

月曜日。先週の広島につづいて、名古屋のラボ教育センターで講演。小中高生に英語を教えている先生たちばかりの集まりなので、さすがに言語・文化関係の話題を熱心に聞いてくださって、とてもやりやすい。学校とは別の角度から、ティーンエイジャーたちとつきあう現場のある方たちだ。質疑応答も活発。

場所は名古屋の丸善ビル。中学・高校と、ぼくにとっては通学路だった。中学に入ったころ『萩原朔太郎詩集』を買って衝撃をうけたのも、英語の本を初めて自分で買ったのも、確実にここ。そろそろ老朽化が進み、改築されるとか。むりもない、ぼくが高校を出てから32年経っているのだから! 屋上でロック・コンサートをやったりもした。いろいろ思い出のある建物だ。

終了後、ただちに東京に戻り、アキバへ。台湾の政治大学ラジオ・テレビ学科の先生たちの視察団をお迎えした。まず倉石研究室の修士1年の4人の作品発表と解説。どれもいろいろ工夫があって、おもしろい。「なんとなくやってみました〜」ではなく、コンセプトをはっきり打ち出しているところがいい。それから猿楽町に移って、宮下さんによる施設の説明やポスター展示。

夜の食事会では、特別参加してくれた同僚の林ひふみさんの完璧な中国語(いわれなければ日本人だとは誰も思わない、と中国側の先生たち)と東京娘のホスピタリティの真髄に、感動。また、思いがけず野崎歓さんが来てくれたのにも、びっくり。政治大学の映画研究の先生の友人なのだった。なんと狭いことであるか世界は。

政治大学との交流はこれから本格化してゆく。ぜひ学生たちが作品を台湾で発表したり、共同でワークショップをしたり、できるようにしたい。みんな、やる気はじゅうぶん。おもしろくなってきた!