Thursday 2 October 2008

ナンビクワラ族の携帯電話、写真の枚数

10月1日の夕刊(朝日)から、2点。

レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』の読者なら耳に親しい名前、ナンビクワラ族のみなさんの写真が掲載されていた。儀礼の格好をしながら、うち1人の若者が携帯電話をいじっている。画面を見つめている。半裸体で。しかもかれらの保護区には、電波は届かないのだそうだ。電波が通じるところまでは車で1時間ほど離れているのだという。

写真家の蜷川実花の談話体の文が載っていた。「とにかく写真漬けの日々」だという彼女、年間に13万枚くらいの写真を撮るのだそうだ。1日、約360枚、毎日。それを13年間やってきた。気が遠くなる。

そういえば、どこかで聞いた話。森山大道によると、コンパクトカメラ(フィルムのもの)はだいたい2000本撮ると壊れるらしい。1年で2000本撮り、壊れるころに写真集1冊分のスナップショットが残る。

ぼくのコンパクトカメラは巻き上げ機が壊れたけれど、修理に出したのでまだまだ使える。まだ100本も撮ってないだろうな、たぶん。これから挑戦だ。