Tuesday 22 April 2008

作文について DC系コラム(1)

これからDC系のみんなのために短いコラムを通し番号で書いていきます。勉強の上での参考になれば。

作文について。いつもいうのは、だいたい以下のようなことだ。

(1)3枚書ければいくらでも書ける。
(2)「起承転結」は永遠の真理。
(3)引用がスパイス、結晶の核。

説明する。

(1)小見出しをつけて3枚(1200字)の文を書く練習をするといい。これは新聞の1面コラム(「天声人語」など)の約2倍の長さ。この長さで扱えない話題はない。3枚に収めようとすると、それでも相当に切り詰める必要がある。逆に3枚を、5、6枚までふくらますのはむずかしくない。3枚単位で書いて、あとは並べ替えることができる。このユニットを建築ブロックとして、論文を構想していくといい。

(2)どんな文章でも、書き出しとむすびには細心の注意を払うべし。最初、ちょっと興味を引くように。最後で、未来への展開を予想させるように。残るのはまんなかだが、ここで少しでも「動き」を出そうとすれば、いやでも「承」「転」になる。3枚を、この4つの部分で構成していくのがいいと思う。

(3)文の着想の9割までは、外から借りてきたものだ。この9割を延長して、1割の新しい発想を出せるなら、大成功。どんな文章を書くときにも、必ず先達をたずね、そこからキメのフレーズを探すことだ。これが、たとえば3枚の文で2つあると、文章がビシッとしまる。必ずヒトの力を借りてかくことを学ぶべし。独自性なんて、30年早い。先行する人々の考えを、きちんと要約し説明できるようにすることが肝要。

ということで、がんばろう。木曜日の最初の課題提出を楽しみにしている。