Saturday 26 April 2008

「グラヌール」10号

札幌で発行されている小さな雑誌「グラヌール」10号に、エッセー「落穂=グラフィティ」を書きました(pp.1~7)。

この雑誌の名の由来でもあるアニェス・ヴァルダ監督の傑作ドキュメンタリー『落穂拾い』(2000年)からはじめて、連想の糸によって「らくがき」の意味を語ろうとしたもの。

「グラヌール」は182ミリかける201ミリという正方形に近いかたちをした16ページのきれいな小冊子で、さとう絹恵さんの美しい植物画が表紙を飾ります。版元は石塚出版局。

DC系でも、そろそろなんらかの「紙」の表現媒体を作ろうという声が上がったところ。

あちこちで、小さな声が草花のつぶやきのようにそっと流通しはじめるのもおもしろいかも。