Friday 1 February 2008

二月

はやくも二月! 空が明るい。例年この季節がいちばん慌ただしい。やっと学年末試験の成績をつけ終えたところ。語学の授業、くりかえし警告を発してきたにもかかわらず、なんの準備もせずに試験を受けた数人には、ざくざくと落ちてもらった。ほんの50語くらいの単語や熟語も覚えずに受けたって、それはダメだよ。大学なんだから。別にきみたちの世界観・人生観まで問うつもりはないが、最低限の知識まで「こんなこと知らなくていいよ」といえるわけはない! 答案用紙のすみっこに「単位くださ〜い」と書くやつらが、21世紀になってなお残っているとはあきれる(むかしはたくさんいた)。そこまで書くなら、堂々と「大学なんていらない」宣言をするか、あるいは「語学は廃止しよう」という運動でも起こしたらどうだ。

これから入試関連の業務がすべて終わるまでは、気が抜けない。並行して、春からの新設大学院準備が、まだいろいろ。原稿が遅れてご迷惑をおかけしているみなさまには、ひたすらお詫びします。

ところでドトール・コーヒーで持ち帰り用コーヒーを買って、カップにちょっと感心した。他の店だったらボール紙のスリーヴを巻いてよこすところを、表面に突起が並んだ紙カップにしている。なるほど、これなら最高の断熱材としての空気をうまく使えて、熱くない。内側はツルツル。よく考えてあるなあ。材質は一年草の「ケナフ」で、これは「ハイビスカスに似た一年草」「二酸化炭素を杉の約15倍も吸収する」のだそうだ。

ケナフ。けなり。イナフ。ナフナフ。ナイフ。イフ。意味なく音が続くうちに、空はもう夕方。